ここでは、福島県で木造の注文住宅を建てたい方が知っておくべき「ふくしまの未来を育む森と住まいのポイント事業」について紹介します。事業の内容や交付要件、申請方法などをまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
ふくしまの未来を育む森と住まいのポイント事業とは、福島県が行う事業です。福島県内の豊かな森林環境を保全し、循環型社会の形成を図ることを事業の目的としています。
具体的には、福島県産の木材を使って木造住宅を建設する建築主に対し、ポイントを交付。なお、木造住宅には、新築のほか増改築や購入も含みます。つまり、福島県産の木材を使って木造の注文住宅を建築する・リフォームを行う・分譲住宅を購入するといった場合に適用されます。
交付されたポイントは、ポイント数に応じて福島県産の農林水産物や商品券などと交換できます。交換可能な商品は複数あり、種類もさまざま。ここでは、令和5年度に交換対象としてラインナップされた商品の一部を紹介します。
「福島県産牛リブロースの贅沢焼肉用セット」のほか、「うまかんべ工房のローストビーフ」、「キンメダイの漁師煮詰合わせ」、「喜多方ラーメン」、「生産履歴付き会津産コシヒカリ」など、福島県産の美味しい食材と交換できます。
会津桐タンス株式会社が手がける会津桐のチェストや押し入れたんす、座卓や衣装箱などと交換できます。
株式会社磐城高箸の「眠り杉枕 白(高め)」や「眠り杉枕 白(低め)」、「かみだな しろ」、「かみだな むく」などと交換可能。
株式会社ニュー松島(庄助の宿 瀧の湯)に宿泊できます。「平日1泊2食付宿泊」や「休前日1泊2食付宿泊」などをラインアップ。
ポイントの交付を受けるためには、以下の要件すべてを満たす必要があります。
なお、「所定量以上の県産木材を使用する」要件について、延べ面積に対する県産木材の使用料は以下の通りです。
申請は、所定の申請書を作成し事務局へ提出します。
申請書類の例としては、「ポイント発行申請書」や「県産木材証明書の写し」「工事契約書、売買契約書等の写し」「施工者の主たる営業所の住所が確認できる書類の写し」など。また、工事完成写真や構造用部材の写真なども必要です。
ポイント発行の申請は、要件を満たす木造住宅の建設等が完了した日以降に行えます。木造住宅1戸につき1回限りの申請受付となるため注意しましょう。
また、申請は先着順に受付します。申請書類を確認して審査を行い、決定内容をお知らせしてくれます。ポイントの発行総数が予算枠に達すると申請期限前でも受付を終了してしまうため、建設等が完了したら速やかに申請を行いましょう。
令和6年度のふくしまの未来を育む森と住まいのポイント事業の申請は、「令和6年7月1日(月)」より開始します。予算がなくなり次第受付終了となるため注意しましょう。
なお、令和5年度の事業では、令和6年1月31日時点で申請受付を終了し、ポイントの交換申請は令和6年2月22日で締め切っています。
福島県産の木材ブランドのひとつに、「とってお木」があります。
とってお木は福島の森林で採れた優良木材であり、乾燥仕上げを行うことで耐久性を高めています。乾燥仕上げによって割れや収縮、狂いが少なく、寸法精度が安定します。また、強度が高く腐りにくいため、長く安心して暮らせる住まいづくりに適しています。
福島県では、ふくしまの未来を育む森と住まいのポイント事業のほかにもさまざまな補助金制度を用意しています。たとえば、「住まい給付金」や「住まいの復興給付金」、「福島県住宅復興資金(二重ローン)利子補給」など。当サイトでは、福島県の住宅補助金制度を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
注文住宅を賢くお得に建てたいなら、チェックすべきは「モデルハウスが標準仕様」の会社。福島で該当したのは2社のみ!標準仕様に自信たっぷりの2社を紹介します。
※1参照元:e戸建て(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/9572/)
※2参照元:注文住宅の達人(https://chumon-jutaku-tatsujin.com/ichijo.html)
※福島県(福島・郡山・いわき)全域にモデルハウスをもつ工務店・ハウスメーカー10社のなかで、「モデルハウスが標準仕様」と公表している会社を紹介しています(2020年5月時点)。