注文住宅のクロス(壁紙)選びで失敗しないように、種類や特徴などを把握し、選び方のポイントや注意点を知っておきましょう。
。デザインが豊富でリーズナブルなため、クロスの中ではよく採用されるタイプです。水拭きもできるため清掃がしやすい点がメリット。消臭性や耐火性などの機能性を持ったタイプもあります。
麻や絹の他、レーヨンなどの布を紙で裏打ちしているタイプです。織り方の違いで風合いが変わるのが特徴。重厚感や高級感を出したい場合に向いています。
木材やコルクを薄くスライスして紙に裏打ちをしているタイプ。天然素材独特の温かみがあるのが特徴です。部屋のテイストをナチュラル系や落ち着いた雰囲気にしたい場合に向いています。
名前の通り原材料に紙が使用されています。木材以外に、麻やケナフなど素材もあります。ドイツ製の塗る壁紙であるオガファーザーが有名です。
石や土の他、ガラス繊維やセラミックなどの素材を裏打ちしたタイプです。高い防火性や豊富なデザイン性を持っており、味わい深い風合いを出したい場合に用いるとよいでしょう。
プラスチックの一種で、ポリエチレンやポリプロピレンを主原料にしています。塩化ビニールを使わないため、燃えても有害物質が出ない点が特徴。
ベースが白やオフホワイトの場合、他の色や部屋のテイストにも合わせやすいため、迷った場合によく選ばれやすい色です。使用することで部屋に明るさや清潔感を与えることも可能。また、膨張色のため、室内を広く見せやすい点もメリットです。
壁紙に複数の色を使いう場合、テイストを合わせ統一感を与えるとよいでしょう。。黄色を使用する場合は同じ暖色のオレンジや赤系統、青色なら同じ寒色の水色やネイビーなどの色合いを意識しましょう。また、色彩だけでなく色の明るさ・暗さなども考慮し色を選ぶことがコツです。
壁紙選びとして統一感を意識することは重要ですが、あえてデザインや色の異なるクロスを使用するテクニックもあります。「アクセントクロス」を用いることで部屋のデザインにメリハリが生まれ、おしゃれなデザインに仕上がることも。ただしアクセントクロスの設置箇所や選んだ色調によっては統一感を損ねるだけになるため、色選びに自信がないなら施工を行う会社に相談するとよいでしょう。
天井の色は壁と同色にするのが一般的ですが、ここでもアクセントとして異なる色を使用することでおしゃれに仕上げることが可能です。また、寝室の天井に落ち着いた暗い色のクロスを用いたり、床のフローリングに合わせて木目調のクロスを使用し、木に包まれるイメージをもたせるといった使い方もよいでしょう。
最初にしたいのはイメージやテーマの決定です。ナチュラル系なら白やベージュが適しており、スタイリッシュな印象にしたいならモノトーン系を選ぶのがベター。また、リビングはリラックスできる青や白、木目調の色などを選び、書斎ならブラウンやグレーなどの落ち着いた濃い色を選ぶなど、部屋ごとにテイストを合わせるのもポイントです。
住宅のクロスを選ぶには、ドアや家具などのインテリアとの調和も考えるとよいでしょう。ベースカラーが7割、メインカラーが2割、アクセントカラーが1割といった比率を守ることがポイントです。
壁紙には素材ごとに機能性があるため、壁紙選びでは忘れずにチェックしておきましょう。耐火性のある壁紙であれば、火災などもしもの状況での備えとなります。子どもやペットが壁を汚すことが気になる場合、汚れに強く、耐久性のある壁紙を選ぶと良いでしょう。水まわりに使用するなら、防水機能のある壁紙を選ぶことをおすすめします。
壁紙を選ぶ際は、できるだけ大きなサンプルを用いて確認するのがポイントです。同じ色でも面積によって受ける印象は大きく異なり、面積が広いと明るい色はより明るく、暗い色はより暗い印象を受けます。これは「面積効果」と呼ばれ、壁の色選びにおいて特に注意しなければなりません。
サンプルを確認するなら、A4サイズ以上のものを選ぶとよいでしょう。また、肌触りや厚み、照明の光の当たりによる印象の変化も同時に確認することをおすすめします。
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※1参照元:e戸建て(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/9572/)
※2参照元:注文住宅の達人(https://chumon-jutaku-tatsujin.com/ichijo.html)
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