ここでは、注文住宅の「バスルーム」についてまとめています。バスルームにおすすめの広さのほか、ヒートショック対策方法なども紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
注文住宅で採用されるバスルームの広さは、「1坪」または「1.25坪」が多いようです。また、家族同士で一緒に入浴したい・入浴介助が必要な家族がいるなどの場合は、「1.5坪」を採用すると良いでしょう。
1坪サイズのバスルームは、「1616サイズ」とも呼ばれています。これは、バスルームのサイズが幅1,600mm×奥行き1,600mmであるためです。家族1人ずつが入浴するのであれば、1坪サイズでも十分な広さだと感じることができるでしょう。
なお、1坪サイズにユニットバスを設置する場合の費用は、70万円〜120万円程度が目安です。
1.25坪サイズのバスルームは、「1620サイズ」とも呼ばれています。これは、バスルームのサイズが幅1,600mm×奥行き2,000mmであるため。1坪サイズよりも洗い場を広く確保でき、子どもと入浴する場合におすすめです。
ユニットバスの設置費用の目安は、80万円〜150万円程度です。
1.5坪サイズのバスルームは、「1624サイズ」とも呼ばれており、幅1,600mm×奥行き2,400mmの広さ。家族同士での入浴や介護に適していますが、広いぶん掃除が大変になることを注意しましょう。
なお、ユニットバスの設置費用は100万円〜180万円程度が相場です。
バスルームには湿気がこもりやすいため、カビなどに注意が必要です。そのため、バスルームを設置する場所の日当たりや風通しを考慮しましょう。日当たりが悪い北側にバスルームを設ける場合は、窓を設置して自然光や風を確保することをおすすめします。
入浴用品を置く棚や鏡、カウンターなど、購入段階ではつい色々と欲しくなってしまいますよね。また、手すりをつけるのも便利です。転倒防止に役立ち、高齢者の入浴時にも安心です。
しかし、当然ですが、オプションを増やすほど費用が高額になります。オプションをつけ過ぎて後悔するケースもあるため、予算を考慮し、使い勝手や用途をしっかりと検討したうえで選びましょう。
バスルームにぜひ設置を検討してほしいのが、浴室乾燥機能と浴室暖房。
浴室乾燥機能があれば雨の日でも洗濯物を乾かせますし、バスルームのカビ対策にもなります。また、浴室暖房があれば、寒い冬場でも快適に入浴できます。ヒートショック防止効果も期待できるため、導入を検討してみましょう。
東北エリアにおいて、福島県はヒートショックの冬季死亡増加率が最も高いといわれています。
そもそもヒートショックとは、温度の急激な変化によって血圧が上下し、心臓や血管に大きな負担がかかる現象のこと。
寒い脱衣所にいると、血管が収縮し、血圧が上昇します。そして、お風呂に入った際、血管が急に膨張したことで血圧が低下。血圧の急変化が起きたことにより、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを発症しやすくなるのです。
福島県には入浴好きな方が多いといわれています。しかし、寒さが厳しいエリアであるため、ヒートショックにとくに注意が必要だといえるでしょう。
参照元URL:FNNプライムオンライン|冬の入浴で気をつけたい“ヒートショック”(https://www.fnn.jp/articles/-/459083)
バスルームのヒートショック対策として、「浴室暖房」を取り入れることをおすすめします。
ヒートショックは、急激な温度変化によって心臓に負担がかかります。とくにバスルームはヒートショックのリスク大。暖かい室内から寒い脱衣所や浴室へと移動するため、ヒートショックが起こりやすいのです。
そのため、バスルーム内を暖め、室内との温度差を緩和することが大切。浴室暖房であらかじめ暖めておいたバスルームなら、ヒートショックのリスクを軽減できるでしょう。
「脱衣所にも暖房設備を設置しているよ」という方はあまり多くないでしょう。しかし、浴室暖房でバスルーム内を暖めておいても、脱衣所の寒さを改善しなければヒートショックのリスクは高まります。
そこで、小型暖房機の設置を検討しましょう。脱衣所にコンセントを追加しておくだけで、持ち運び可能なヒーターなどを置くことができます。「狭い脱衣所なので、暖房機を置くスペースがない」という場合は、壁掛けタイプの小型暖房機を設置するのがおすすめです。
ヒートショックのリスクを軽減し、1年中快適な室温を実現したいのなら、高断熱の住宅にするのがおすすめ。断熱性の高い住宅は、外気温を室内へ伝えにくくなっています。そのため、冬でも暖かい室内を実現しやすいのです。バスルームや脱衣所も冷えにくくなるため、ヒートショック対策としても有効です。
また、断熱性の高い住宅にすることで、夏場の室内の不快な暑さも軽減できるのも嬉しいポイントです。
注文住宅を賢くお得に建てたいなら、チェックすべきは「モデルハウスが標準仕様」の会社。福島で該当したのは2社のみ!標準仕様に自信たっぷりの2社を紹介します。
※1参照元:e戸建て(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/9572/)
※2参照元:注文住宅の達人(https://chumon-jutaku-tatsujin.com/ichijo.html)
※福島県(福島・郡山・いわき)全域にモデルハウスをもつ工務店・ハウスメーカー10社のなかで、「モデルハウスが標準仕様」と公表している会社を紹介しています(2020年5月時点)。