白河市は奥州の3大関所の1つとして、古くから交通の要所として発展してきました。現在では、みちのくの玄関口として発達した交通体系と、首都圏に隣接する立地条件などから、衣食住が充実した暮らしやすい生活環境が形成されています。住みやすさについてや坪単価など、白河市での生活についてまとめてみました。ぜひチェックしてみてください。
1983年から39年分のデータがあり、公示地価の最高値は1994年の13万6000円/㎡、最安値は2006年の1万4881円/㎡で、両者の差異は9.14倍です。基準地価の最高値は1992年の12万2933円/㎡、最低値は1983年の5500円/㎡で、両者の差異は22.35倍です。白河市の最も高額地点は「白河市新白河2丁目71番」で7万4200円/㎡、最低額地点は「白河市田島畑ヶ作49番」で99円/㎡です。
白河市と同じ鉄道路線における土地相場の比較ですが、白河市はJR東北本線沿線の平均地価39万9184円/㎡を下回っています。白河市内の基準点の地価は、JR東北本線の路線に近いほど高い傾向にあります。
口コミにて、市周辺に高速道路のインターチェンジ・在来線・新幹線の駅、地方飛行場が一通りそろっていること、スーパーが複数あり中規模の商店街もあって買い物に遠出する必要がないこと、市営の保育園が多くあり、待機児童もほぼないことなどの評価があり、住みやすさは良いようです。
福島県が発表している「市町村別保育所等利用待機児童数(平成31年4月1日時点)」によると、白河市の待機児童は16人居ますが、対前年差では25人減少と半分以下になっています。待機児童がまだ居るものの、改善しつつあるようです。
また、白河市では、平成30年4月1日以降に生まれた0歳児および1歳児の保護者を対象に、紙おむつや乳児用ミルク、レトルトの離乳食等が購入できる白河っこすくすく赤ちゃんクーポン券3万円分を支給しています。クーポン券を利用できる対象店舗は、市に登録された、白河市内の薬局です。
そして、子育てサポートのために、保育園・幼稚園の4歳児の保護者を対象にしたすこやか相談会を開催したり、相談会後のフォローアップ訪問の実施のほか、子育て支援アプリ「ぽっかぽか」の運営、子育て支援ガイドブック「ぽっかぽか」の発行などを行っています。
出典: 福島県:市町村別保育所等利用待機児童数(平成31年4月1日時点)
保育所 | 12か所 |
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幼稚園 | 14園 |
小学校 | 15校 |
中学校 | 8校 |
高等学校 | 4校 |
白河市の一般診療所数は52施設で、人口10万人当たりの施設数としては、ほぼ全国平均値です。内科系の診療所が最も多く、次いで小児科系診療所、外科系診療所と続きます。風邪を引いたりインフルエンザにかかった時も安心です。また、お子さんの急病にも対処しやすいと言えます。
人口10万人当たりの病院数が全国平均よりもやや少ないですが、病床数では、一般診療所病床が全国平均を上回っており、病院の少なさをカバーしている状態です。また、歯科の人口10万人当たりの診療所数が全国平均を上回っており、虫歯になりやすいお子さんが居ても安心です。
75歳以上1千人当たりの介護施設数はほぼ全国平均ですが、そのうち訪問型介護施設数や入所型介護施設数が少なく、通所型介護施設数が多めなので、介護施設に通う高齢者が多いようです。
児童福祉施設 | 14か所 |
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一般診療所数 | 52施設 |
一般病院数 | 2施設 |
歯科診療所数 | 35施設 |
老人ホーム数 | 5か所 |
白河市には大型ショッピングモールがあります。メガステージ白河と白河西部ショッピングセンターとぴあ104です。いずれも株式会社アクティブワンが運営しており、メガステージ白河は新白河駅の東側、白河西部ショッピングセンターとぴあ104は、同じく西側にあります。規模的にはメガステージ白河の方が大きく、マツモトキヨシやユニクロ、ヤマダ電機、ダイソーなどをはじめとした多くの店舗が入っており、生活に必要なものはほぼここで揃えられます。白河西部ショッピングセンターとぴあ104は、大型スーパーマーケットのリオン・ドールがある他、コジマやニトリも入っており、飲食料品をそろえられる他、家具製品も見られます。
みちのくの玄関口だけあって、道路は整備されていて車を利用しやすいため、公共の交通機関よりは車で利用する大型ショッピングモールの方が受け入れられやすい印象です。
小売店数 | 584店 |
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大型小売店数 | 5店 |
百貨店数 | 1店 |
飲食店数 | 374店 |
公民館数 | 10館 |
図書館数 | 4館 |
市内にある駅は、「白河駅」「久田野駅」「新白河駅」「白坂駅」の4カ所。みちのくの玄関口と呼ばれている白河市は鉄道より道路の方が発達しており、バスは福島交通とJRバス関東、白河市循環バス、表郷地域巡回バス、大信地域自主運行バス、東地域巡回バスが市内を走っています。高速バスも走っており、西郷バスストップからあぶくま号、あだたら号、京都・大阪方面まで行くギャラクシー号、愛知県名古屋市まで行く夜行高速バスもあります。高速道路は、東北自動車道が通っており、白河IC、西郷BS、白河中央スマートIC、阿武隈PAがあります。国道は4号、289号、294号が通っています。
白河市内では、子育て支援として、保育園に入園していない児童について、保護者が家庭で保育できない場合に、緊急・一時的に利用できる保育園や認定こども園があります。また、幼稚園に入園している児童について、幼児の健全な育成と居場所づくりを支援することを目的として、通常の保育終了後に、保護者の希望により在園時の預かり保育を実施しています。その他、保護者が疾病、仕事その他の身体上・精神上、もしくは生活環境上の理由により、家庭において自動を養育することが一時的に困難となった場合に、2歳以上18歳未満までの児童に対して、児童養護施設において一時的に養育または保護を行います。
白河市の一般診療所数は52施設で、人口10万人当たりの施設数としては、ほぼ全国平均値なので、怪我や病気などで病院を探すのに困ることはあまりないでしょう。高齢者福祉では、70歳以上の一人暮らしの方や70歳以上の方のみの世帯を対象に「お元気コール」を行っています。申請書を提出すると、相談員が月に2,3回、電話による安否確認を行います。約350人が利用しており、気力や気持ちが充実しているとの声があがっているので、一定の成果を得ていると言えましょう。その他、認知症の方や介護する家族がほっと一息つける場所、認知症コミュニティールーム「あったかカフェ」を運営しています。
白河市にある大型ショッピングモールは、メガステージ白河と白河西部ショッピングセンターとぴあ104があり、大型スーパーや薬局、ファッションストアなど、生活に必要なものをそろえられます。スーパーは、リオン・ドールやヨークベニマルなどが市内に複数あり、業務スーパーもあるなど、食料品の調達には事欠かないです。また、白河市は車の利用者が多いことから、オートバックスやタイヤ館など、自動車関連の店舗もあり、車のメンテナンスも行えます。
小峰城 | |
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住所 | 福島県白河市郭内 |
アクセス | 東北本線 白河駅から徒歩で5分、東北自動車道 白河ICから車で20分(国道4号・294号線経由) |
特徴 | 奥州関門の名城と謳われた小峰城は、結城親朝が14世紀中頃に小峰ケ岡に城を構えたのがはじまりとされ、江戸時代の初代藩主・丹羽長重公が4年の歳月をかけて完成(1632年)させた梯郭式の平山城です。以後、松平定信公をはじめ7家21代の城主が居城しましたが、1868年に戊辰戦争で焼失しました。平成3年に三重櫓、平成6年に前御門が史実に基づき忠実に復元されました。復元に使用された杉材は戊辰の役の激戦地・稲荷山のもので、床板や柱には当時の弾痕がそのまま残っています。 |
南湖公園 | |
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住所 | 福島県白河市南湖 |
アクセス | 東北新幹線 新白河駅からJRバスで10分(棚倉行き)「南湖公園」から徒歩で1分 |
特徴 | 吉野桜や松、楓や雪景色。四季折々に彩られ、風趣に富んだ南湖公園。ここは、寛政の改革で知られる名君・松平定信によって1801年に築造された日本最古といわれる「公園」です。定信は、この公園において、身分の差を越え誰もが憩える「士民共楽」という理念を掲げ、塀がなく、いつでも誰もが訪れることのできる地を造りました。また、「共楽亭」という茶室を建てて、庶民と楽しみを共にしたと伝えられています。花と緑と水が織りなす美しい風景は、200余年の時を経てもなお、白河の人々をはじめ、多くの観光客を魅了し続けています。 |
白河関跡 | |
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住所 | 福島県白河市旗宿 |
アクセス | 東北本線白河駅からバスで30分((または新白河駅から)白河関の森公園行き乗車)「白河関の森公園」から徒歩で1分 |
特徴 | 奥州三古関のひとつに数えられる白河関は、奈良時代から平安時代頃に機能していた国境の関で、人や物資の往来を取りしまる機能を果たしていたと考えられています。その後、律令制の衰退とともにその機能を失いましたが、「歌枕」(和歌の名所)として文学の世界で都人のあこがれの地となり、能因や西行、松尾芭蕉など時代を代表する歌人・俳人たちが多くの歌を残しており、現在も風流人の想いを描く地として愛されています。 |
日吉神社 | |
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住所 | 福島県白河市東蕪内 |
アクセス | 白河駅からバスで20分 |
特徴 | 天保11年に、庄屋他49名の寄付者により蕪内地区に建立されました。周囲には見事な彫刻が施されています。この彫刻をした宮大工(不明)は1年あまりも庄屋宅に逗留し制作したと伝えられています。 |
城山公園 | |
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住所 | 福島県白河市郭内 |
アクセス | 東北本線白河駅から徒歩で5分 |
特徴 | 寛永九年(1632)に江戸時代の初代藩主・丹羽永重が4年の歳月をかけ、梯郭式の平山城として完成させました。その後、松平定信など7家21代の大名が居城しましたが、慶応四年(1868)戊辰戦争白河口の戦いにより焼失落城。平成三年に三重櫓、平成六年に前御門が江戸時代の絵図や発掘調査に基づき忠実に木造で復元されました。 |
南湖神社 | |
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住所 | 福島県白河市菅生舘2 |
アクセス | 東北自動車道白河ICまたは白河中央IC(ETC専用)から車で約10分、もしくは東北新幹線・東北本線新白河駅または白河駅よりタクシー利用で約5分 |
特徴 | 南湖神社の御祭神は松平定信公です。この神社は厄除開運のほか、初宮詣・七五三詣・交通や家内安全の参拝客で年中賑わいます。定信公は学問に秀でた人物であったことから、受験生には学業成就の神としても知れ渡っています。ここは多彩な御守が揃っていることで有名で、ランドセル等に付ける交通安全守は他にはない可愛らしい色合いが人気。五色の五角形鉛筆は主要五教科に連動しており、縁起物として喜ばれています。 |
白河関の森公園 | |
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住所 | 福島県白河市旗宿白河内7-2 |
アクセス | JR東北新幹線新白河駅から福島交通バスで約40分 |
特徴 | 公園には、大型コンビネーション遊具や芝生広場が設置されており、親子や家族でお弁当やおやつを持参して一日のんびり楽しめます。公園内には様々な花木が植えられおり、4月上旬のかたくりや梅、4月中旬から5月上旬には、桜や桃、レンギョウ、こぶし、みずき、さんしゅうなどが咲き誇ります。6月中旬からは、卯の花、下旬からはアジサイ、7月中旬からはユリの花が楽しめます。公園の施設には、直家造りの藁葺き民家の「ふるさとの家」、そば打ち体験ができる「水車小屋」、「相撲道場」があります。また、白河のお土産をそろえた「売店」、打ちたてのそばが食べられる食事処「関守亭」もあります。 |
中山義秀記念文学館 | |
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住所 | 福島県白河市町屋沢田25 |
アクセス | 東北自動車道・あぶくま高原道路矢吹ICより、車で約10分 |
特徴 | 福島県白河市大信にある中山義秀記念文学館は、地元生まれの芥川賞作家・中山義秀(1900から 1969年)を記念して建てた市立の文学館で、写真や生原稿、中山愛用の机やペン、眼鏡等が展示され、館内には図書館やラウンジなどの施設も設けられています。 |
白河市屋内遊び場「わんぱーく」 | |
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住所 | 福島県白河市本町2番地 白河市中心市街地市民交流センター(マイタウン白河)4階 |
アクセス | JR東北本線『白河駅』から徒歩5分 |
特徴 | JR東北本線白河駅から歩いて5分位の所に、屋内遊び場わんぱーくがあります。こちらでは天然木材を使用した遊具や玩具、広々としたボールプールなどで自由に遊ぶことができます。楽しみながら子ども達の想像力を育む広場として親しまれています。 広場内は子どもの発達に合わせていくつかのエリアに分かれており、赤ちゃん向けのえほんコーナー、知育玩具のコーナーや幼児用アスレチックなど幅広い遊びが揃っています。えほんコーナーはクッションの床とベンチがあるので、赤ちゃんもごろんとしながらのびのび絵本を読めます。また、天然木材を使った大型アスレチックは子ども達に大人気! 中に入ると木材の心地よい香りに包まれます。飲食OKのピクニックコーナーも用意されていますので、お弁当持参で行けるのも嬉しいですね。 |
聖ケ岩ふるさとの森 キャンプ場 | |
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住所 | 福島県白河市大信隈戸57林班 |
アクセス | 白河駅からバス利用、新白河駅から車利用 |
特徴 | 福島県の聖ケ岩ふるさとの森は、阿武隈川の支流の隈戸川の最上流にあります。ここは、聖ケ岩などの奇岩がある伝説の地。不動の滝への遊歩道も整備されています。受付は聖ケ岩ビジターセンターで。よく整備された施設で、ふるさとの森の観光スポット、アウトドアスポットを案内してくれます。室内クライミングウォールを使うボルダリングもできます。キャンプ場は、フリーサイトに炊事場、水洗トイレ、駐車場完備。バンガローもあります。バーベキュー、キャンプファイヤーもでき、豊かな自然の中で、快適にアウトドアを味わえます。 |
白河市は、みちのくの玄関口として発達した交通体系と、首都圏に隣接する立地条件などから、衣食住が充実した暮らしやすい生活環境が形成されています。
子育て支援も充実しており、白河っこすくすく赤ちゃんクーポン券3万円分を支給したり、子育て支援アプリ「ぽっかぽか」の運営を行うなど、子育て世帯には心強いです。
坪単価7万1089円は全国的に見ても安めで、家を建てやすい立地です。車がないとやや生活に支障は出るものの、大型のショッピングモールがあるなど、生活必需品には困りません。静かで住みやすい環境に家を建てることを望むなら、白河市を候補地入れてみてはどうでしょうか。
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※1参照元:e戸建て(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/9572/)
※2参照元:注文住宅の達人(https://chumon-jutaku-tatsujin.com/ichijo.html)
※福島県(福島・郡山・いわき)全域にモデルハウスをもつ工務店・ハウスメーカー10社のなかで、「モデルハウスが標準仕様」と公表している会社を紹介しています(2020年5月時点)。