中通りエリアとは、福島県中央部・奥羽山脈・阿武隈山地に挟まれたエリアのことです。中通りエリアは場所によって盆地もあれば、雪が降り積もるようなエリアもあります。このページでは中通りエリアの特徴や家づくりのポイントなどを紹介するので、中通りエリアでマイホームを考えている方は是非チェックしてください。
会津と浜通りの間に位置する中通りエリアは、東北新幹線・東北自動車道が走っており、福島空港にもアクセスしやすいエリアです。そのため福島県のなかでも、非常に交通の利便性が良い場所と言えるでしょう。
中通りエリアは、福島市・二本松市などがある「県北」、郡山市・須賀川市などがある「県中」、白河市・西郷村などがある「県南」の3つに大きく分けられます。花見山や三春滝桜などの観光地も点在しており、果樹園が並ぶフルーツラインと呼ばれる場所も存在。また温泉地も数多くあるので、観光客も多く訪れるエリアです。
そんな中通りエリアは山に囲まれた盆地だと夏は極端に暑く、冬は寒い場所もあり、さらに中通りの北側エリアでは局地的に大雪になることも。中通りエリアと言っても場所によって特徴が異なってきます。
中通りエリアは場所によっても、家づくりにポイントが異なります。ここでは、盆地や県北などで建築するポイントを具体的に見ていきましょう。
奥羽山脈と阿武隈山地に挟まれたエリアは盆地の地形になっており、昼夜の気温差が激しく、夏は蒸し暑い・冬は寒いといった特徴があります。
盆地の場合は海からの空気を山が遮るため、外からの空気循環がしにくく、海からの空気による昼夜の気温差を抑制しにくいのです。さらに夜には周囲の山頂から冷たい空気がどんどん流れ込み、冷たい空気が盆地に溜まっていく状況となります。とくに晴天時は放射冷却も相まって夜の気温が格段に下がるので、日中との気温差が大きくなるのです。
そんな盆地の特性があるからこそ、高断熱・高気密の家であるZEHのつくりが向いています。高断熱・高気密の家であれば、外気の影響を受けにくく、1年中快適な生活がしやすくなるでしょう。また冷暖房にかかる費用も抑えられるので、ランニングコストの面でもオススメです。
福島市・伊達市などがある県北エリアでは、冬型の気圧配置が強まれば山形県から雪雲が流れ、局地的な大雪になるケースも少なくありません。中通りエリアである郡山市などでは雪がほとんど積もらないため、居住エリアが福島市・伊達市周囲なら雪対策も重要になってきます。
雪対策のためには無落雪屋根のある住宅がおすすめ。無落雪屋根は落雪しない構造になっており、雪を水にしてから排出する屋根のことです。降雪量次第では雪下ろしが不要となるため事故防止や身体的負担軽減などのメリットがありますが、太陽光パネルの設置が難しい・雨漏りのリスクが高いなどのデメリットもあるので注意しましょう。
また寒さ対策として高断熱住宅もおすすめです。住宅の断熱性能を高めておけば冷たい空気が室内に入り込みにくくなり、暖房で温めた空気も外に逃げにくいなどのメリットがあります。さらにエアコンの設置台数が少なくて済むため、経済的な面でも大きなメリットがあるでしょう。
注文住宅を賢くお得に建てたいなら、チェックすべきは「モデルハウスが標準仕様」の会社。福島で該当したのは2社のみ!標準仕様に自信たっぷりの2社を紹介します。
※1参照元:e戸建て(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/9572/)
※2参照元:注文住宅の達人(https://chumon-jutaku-tatsujin.com/ichijo.html)
※福島県(福島・郡山・いわき)全域にモデルハウスをもつ工務店・ハウスメーカー10社のなかで、「モデルハウスが標準仕様」と公表している会社を紹介しています(2020年5月時点)。