福島県の東部に位置し、太平洋側沿岸のエリアが「浜通り」です。東には太平洋、西には阿武隈高地に挟まれており、北側には相馬市・南相馬市・双葉群のある「相双エリア」、南側にはいわき市などのある「いわきエリア」に分けられます。
このページでは浜通りエリアの家づくりのポイントについて紹介するので、浜通りエリアにマイホーム建築を検討中の方は参考にしてください。
浜通りエリアとは、福島県の東側にある海岸線の160キロほどの低地帯のことです。浜通りエリアには日本百景にもなっている松川浦をはじめ、磐城海岸県立自然公園など魅力的な海岸があり、豊富な海産物やマリンスポーツなども観光客を楽しませてくれます。そんな魅力の多い浜通りは福島県内のなかでも震災による大きな被害に遭ったエリアでもあり、復興のために多くの施設が建築されています。
福島県内のなかでも比較的温暖な気候であり、夏は海から涼しい風が吹くので過ごしやすく、冬も温暖なため降雪日はほとんどありません。ただ春先になれば南岸低気圧に伴い、大雪になる場合もありますが、県内のなかでも暮らしやすい気候と言えます。
浜通りは非常に温暖で暮らしやすいエリアだと言えます。とくにマリンスポーツを楽しむ方にとっては、海のそばで暮らせるのは魅力的なポイントでしょう。ただ海のそばに家を建てるのであれば、塩害対策を講じる必要があります。ここでは塩害対策について見ていきましょう。
海沿いで暮らすことに憧れを持つ方も少なくありません。海からの涼しい風が吹き込むことで、暑い夏も自然の風の力で暮らしやすい環境となっています。そのため海沿いの近くに住むというメリットは大きいでしょう。しかし海沿いだと風で塩分が運ばれるため、家の外壁・金属などを劣化させる塩害が発生しやすくなります。塩害は外気に直接触れていない箇所でも発生する恐れがあるため、塩害対策は非常に大切です。
家の外側にある外壁や屋根は一番外気に触れるため、塩害被害が生じやすい箇所です。そのため金属製・コンクリートの素材は被害に遭いやすいので、樹脂系サイディング・木造・天然素材など被害が受けにくい素材を選ぶと良いでしょう。
デコボコとした家の形状であれば、塩・砂を取り除くことが難しくなります。定期的に家の手入れがしやすいようにシンプルな形状にした方が良いでしょう。
海のそばなので、湿気の問題にも考慮しなければなりません。内部に湿気が溜まってしまえば内部結露が発生し、家の構造自体に問題が起こりやすくなります。そのため湿気が溜まりにくい外壁通気構造などを選ぶようにしましょう。ただ、外壁通気構造は外壁強度が落ちるなどのリスクもあるため、メリット・デメリットを踏まえ工務店と相談しながら選ぶと良いでしょう。
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※1参照元:e戸建て(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/9572/)
※2参照元:注文住宅の達人(https://chumon-jutaku-tatsujin.com/ichijo.html)
※福島県(福島・郡山・いわき)全域にモデルハウスをもつ工務店・ハウスメーカー10社のなかで、「モデルハウスが標準仕様」と公表している会社を紹介しています(2020年5月時点)。