注文住宅を建てるときには、家を建てる土地選びも重要です。土地選びのポイントや探し方などについて紹介します。
土地選びを始める前に、価格や広さ、形、周辺環境など、あらかじめ条件の優先順位を決めておくようにしましょう。土地は元々あるものの中から選ぶことになるため、すべての条件に合う100点満点の土地はほぼ見つかりません。
条件の優先順位を決めておくと、希望する条件に近い土地を見つけられる可能性が高くなります。土地に関する項目について優先するもの・しないもので5段階評価をつけていくと、比較しやすくなるためおすすめです。
法律や条例によって、その土地にどんな家が建てられるのか、または建てられないのかが決まります。土地にはそれぞれ建てられる大きさや高さに制限があり、「建ぺい率」は土地の面積に対する建物の建築面積の割合で、「容積率」は延床面積の割合です。敷地面積が広くても、建ぺい率や容積率が低いと大きな建物は建てられません。
また市街化区域には13種類の「用途地域」があり、建てられる建物の種類や規模が制限されます。購入候補の土地について、どのような家が建てられるのかを事前にチェックしておくことが大切です。
最寄り駅からの距離や近くの病院、スーパー、学校など、周辺環境についてもチェックしておきましょう。現在の状態はもちろん、今後できる可能性がある施設など将来の住環境についても確認しておくとよいです。
また、接している道路の種類や幅によっては建てられる家に制限がかかるので注意が必要です。洪水や土地災害、津波の危険性などを示すハザードマップの確認もお忘れなく。自分たちのライフスタイルに合わせ、周辺環境についても優先順位を付けておきましょう。
日本は地震が多いため、土地の地盤や地質も気になるポイントです。「地盤サポートマップ」を確認すれば、地盤沈下や液状化などの可能性の目安が分かります。水はけの良さや、周囲に川がないかなどの確認もしておくと安心です。
また、隣地との境界を示す隣地境界線もチェックしておきましょう。土地によっては境界標がずれていることもあり、曖昧な場合はきちんと測量をすることで後にトラブル発展につながるのを防止できます。
土地を探す方法として、不動産会社に依頼する方法があります。条件をしっかり伝えたり良好な関係を築いたりするためには、実際に訪問して相談をすることがおすすめです。直接依頼すれば、インターネットに掲載していない未公開物件を紹介してもらえるかもしれません。
また、土地探しもサポートしてくれるハウスメーカーに依頼する方法もあります。間取りプランなども含めひとつの窓口で費用計画を立てられるため、スムーズに家づくりを進めることができるでしょう。
不動産ポータルサイトなどインターネットを利用して、土地の売り情報を検索する方法もあります。メリットは、すぐにアクションを起こせるということ。いつでもどこからでも検索できるため、仕事の隙間時間などを利用して土地情報をチェックすることが可能です。
希望条件を登録し、自動的に情報が入ってくるように設定することもできます。希望に合う土地が見つかったら、すぐ不動産会社に問い合わせるようにしましょう。
土地探しを始める前に土地・住宅を含めた総予算を決め、住宅ローンでどのくらい借入ができるか確認しておく必要があります。土地や建物にかかる費用は、建てるエリアや広さ、こだわりなどによって大きく異なります。もし建てたい土地が見つかっても、予算を大きくオーバーしていては後々苦労するので注意が必要です。
土地にかかる費用には土地そのものの代金のほかに諸費用や税金がかかることも覚えておきましょう。また、住宅ローンでどのくらい借入できるかの確認は、金融機関のホームページで公開されている「借入シミュレーションツール」を利用するとよいでしょう。収入に占める年間の返済額の割合にあたる返済負担率を計算し、無理のない借入にする必要があります。
注文住宅を賢くお得に建てたいなら、チェックすべきは「モデルハウスが標準仕様」の会社。福島で該当したのは2社のみ!標準仕様に自信たっぷりの2社を紹介します。
※1参照元:e戸建て(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/9572/)
※2参照元:注文住宅の達人(https://chumon-jutaku-tatsujin.com/ichijo.html)
※福島県(福島・郡山・いわき)全域にモデルハウスをもつ工務店・ハウスメーカー10社のなかで、「モデルハウスが標準仕様」と公表している会社を紹介しています(2020年5月時点)。