家を建てる際には、建設する場所の地盤についても良く知っておく必要があります。この記事では、福島県の地盤について詳しく見ていくことにしましょう。
地震に強い家を建てるためには、基礎や構造の強さはもちろんですが、地盤の強さも大きなポイントとなってきます。弱い地盤の場合は、地すべりや地盤沈下、液状化などのリスクがあるため、家を建てる際には地盤調査が欠かせません。
地盤調査を実施すると、場合によっては地盤改良のための工事が必要になる場合も。そのため、あらかじめ工事を行う場合のことを考えて予算を組んでおくことがおすすめです。
地盤調査の方法は、一般的には「ボーリング試験」と「スウェーデン式サウンディング試験」「表面波探査法」などが用いられています。この調査では「土層」「土質」「地下室の水位」「地盤の硬軟」などについて調べます。
地面に円筒状の孔を開けることによって地盤を調査する方法です。その多くが、深さ1mごとに「標準貫入試験」を実施して土のサンプルを取り、土質や強度を判断します。
対象となる土地について、試験機を回転させながら土地に貫入させます(5m程度のところまで)。この作業によって、地盤の硬軟・どのような土層になっているかを測定します。
地盤に対して人がわずかに感じ取れる程度の小さな揺れを発生させ、地面の中を伝わる表面波を計測し、解析を行うものです。震度10mまで高精度な調査ができるというメリットがある方法です。
福島県は、県内のおよそ8割が産地や丘陵地となっており、東側は阿武隈高地、西側には奥羽山脈や越後山脈が広がっている点が特徴といえるでしょう。
山地、丘陵地・台地、低地それぞれの地盤ごとに特徴があり、住宅の建築においても注意点が異なるとされています。
まず山地では造成に伴う地盤の改変を考慮する必要があります。自然地盤と人工盛り土のバランスを配慮した慎重な対応を行うことになるでしょう。また丘陵地や台地では安定した地盤が多いとされていますが、ローム質土層が分布している地域では有機質土が厚い部分もあり、十分に注意が必要とされています。
低地については、軟弱な層の厚さや状態、さらに締まった地層の分布深度などをしっかりと把握した上で、住宅を建築する土地の選定には慎重になる必要があるといわれています。
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※1参照元:e戸建て(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/9572/)
※2参照元:注文住宅の達人(https://chumon-jutaku-tatsujin.com/ichijo.html)
※福島県(福島・郡山・いわき)全域にモデルハウスをもつ工務店・ハウスメーカー10社のなかで、「モデルハウスが標準仕様」と公表している会社を紹介しています(2020年5月時点)。